覚王山日泰寺参道も様変わりして、モダンな住宅・店舗・アパート等が増えてきたなか、昭和初期建造時の面影を残している8軒長屋があります。 その長屋の中で各戸それぞれ外壁改修が進む中、加藤石材の店舗住宅及び隣家の住宅は共に数少ない真壁構造、漆喰塗りの外壁はひときわ目立ち存在感があります。  また改修を感じさせない室内リフォームや道路側の建具等は店舗を意識して、こだわりを持って木造建築で改修した点などオーナーさんの建物への愛着を感じました。  また、２階の板張りの戸袋やひじかけ窓などからも往時がしのばれます。  この先参道の景色が変わっていく中で、このような建物が上手に改修保存されていくことによって、参道もますます発展し生まれ変わるのではないでしょうか。