時間経過の中で培われた古い建物の風合いには、人の心を慰め癒し安堵させる力があり、新たに代替できるものではありません。 新しい部分を加える事で、古い部分の価値が高まるような相乗効果を目指して試行錯誤し、古い建物の新しい生きる時間をスタートさせる事が出来ました。 新しさはいずれ歴史の中に取り込まれ懐かしさの一部となっていきますが、こうしたことの全てが過去と現代を繋ぐデザインの醍醐味と、この建物の改修設計をして感じることが出来ました。