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旧加藤商会ビルの紹介

2020/5/26

 「旧加藤商会ビル」(国・登録有形文化財)は、堀川に面した納屋橋の北東角にあり、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階ですが、堀川側から見ると4階建のように見え、テラコッタ(柱頭飾り)、外壁のレンガ調タイルやレリーフ模様など大正から昭和初期の近代建築の特徴を残した建物となっています。

 このビルは1931年頃にシャム国(のちにタイ王国に改名)から米などを輸入していた加藤商会)が建築しました。

 1935年に社長の加藤勝太郎がシャム国名誉領事に任命され1945年まで領事館としても使用されていました。2000年に当時所有していた中埜産業㈱から名古屋市に寄附され、2005年より1~3階は、タイ料理レストラン「サイアムガーデン」として活用しながら保存をしています。また地下1階は堀川ギャラリーとして、堀川でのイベント等の情報の集積・発信、堀川をテーマとした展示スペースや、交流スペースとして活用されています。

 

名   称 旧加藤商会ビル
所 在 地 名古屋市中区錦一丁目15番17号
文化財指定等 国・登録有形文化財
所 有 者 名古屋市
建築年代 1931年頃
構   造 鉄筋コンクリート造地上3階地下1階、塔屋付
建築面積 約77㎡
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