有松界隈、那古野界隈、橘町界隈など、名古屋市には歴史的な建造物がまとまりをもって存在している界隈があります。まちを歩いてみてみると、歴史を感じる建物や神社仏閣、樹木、ほこら、路地といった有形のものからお祭りや年中行事などの無形のものまで、いろいろなものが発見されます。
こうした歴史的界隈を大切にするとともに、自分たちのまちの魅力を再発見していきましょう
住所:名古屋市緑区有松
アクセス:名鉄「有松」駅から徒歩5分ほど
旧東海道沿いは「町並み保存地区」に指定され、趣のある町並みが続いています。江戸時代から続く絞りのまちです。お祭りの際には、山車も出て、多くの人々でにぎわいます。
住所:名古屋市中区橘
アクセス:地下鉄「東別院」駅または、「上前津」駅から徒歩5分ほど
本町通り沿いやその周辺に黒漆喰の商家が点在して残っています。「橘町」という名前は尾張藩二代藩主、徳川光友により、つけられたとされています。仏具屋やお寺が多く集まり、名古屋の中の穴場スポットといった場所です。
住所:名古屋西区那古野
アクセス:地下鉄「丸の内」駅または「国際センター」駅から徒歩5分ほど
四間道沿いは「町並み保存地区」に指定され、蔵が建ち並んでいます。近年、蔵や長屋を改装したお店が増えています。また、屋根神など、珍しいものも見ることができます。近くには、アーケードのある円頓寺商店街があり、雨の時も便利です。
住所:名古屋市西区中小田井
アクセス:名鉄「中小田井」駅から徒歩5分ほど
岩倉街道沿いは、「町並み保存地区」となっており、歴史を感じる建物が残っています。今は、趣を感じる静かな住宅地となっています。
名古屋城・三の丸エリア
歴史的な遺産の宝庫が立ち並ぶ「文化のみち」。
天守閣に金シャチを頂く、名古屋城を中心とした“名古屋城・三の丸エリア”。
尾張名古屋が誇る武家文化の象徴「名古屋城」から、大正ロマンが香る
「名古屋市市政資料館」を街散歩。
白壁・主税・橦木エリア
日本初の女優とされる川上貞奴をはじめ、大正~昭和の名古屋の発展を支えた企業家の屋敷が立ち並ぶ「文化のみち」“白壁・主税・橦木エリア”。
大正ロマンの風情が色濃く残る屋敷町
“白壁町・主税町・橦木町”の町並みを巡る。
徳川園エリア
徳川御三家の中の筆頭格だったといわれる尾張徳川家の日本庭園や、近代の陶磁器絵付業の中心拠点が残るエリア。ここ名古屋の江戸から近代の歴史を感じる街散歩へ!
“尾張徳川家ゆかりの地”徳川園エリアで約三百数十年の歴史を体感。
中小田井地区は岩倉やその周辺から枇杷島の青果市場へ野菜類を運ぶ道として賑わった岩倉街道沿いに形成されたまちです。現在も町家や土蔵が多く残っており、街道の歴史を身近に感じることができます。
白壁・主税・橦木地区は江戸時代以来の武家屋敷跡の地割りを良く残しており、門・塀と緑樹からなる屋敷景観と戦前の優れた近代建築が残る美しい町並みを形成しています。
四間道地区は慶長15年(1610)に始まった清須越しにともなってつくられた商人町で、土蔵群と町家が堀川の水運を利用して隆盛を誇った清須越し商人の栄華を今に伝えています。
有松地区は江戸時代以来「有松絞」の製造・販売によって発展した東海道沿いのまちです。塗籠造や虫籠窓、卯建などの特徴を持った商家が現在も街道沿いに軒を連ね、近世の町並みを今に伝えています。